人文研究センター公開講演会「人文学と知」
われわれは宗教や「カルト」の問題にどのように向き合うべきか——オウム真理教の事例を中心として
INFORMATION
1995年に地下鉄サリン事件を引き起こしたオウム真理教が、歴史的に見ても比類のないレベルの「破壊的カルト」であったことは否定できない。しかし同時に、そうした団体が日本社会のなかから生み出されたこと、不適切な対応が繰り返されたためにその暴走が少なからず加速されたことも、見落としてはならない事実である。この講演では、オウム問題の来歴や現状を振り返りながら、近代社会が宗教や「カルト」に向き合う際の基本線を再検討したい。
講師
埼玉大学非常勤講師
大田 俊寛(おおた としひろ) 氏
1974年生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。2007年より埼玉大学非常勤講師。著書に『グノーシス主義の思想——“父”というフィクション』(春秋社)、『オウム真理教の精神史——ロマン主義?全体主義?原理主義』(春秋社)、『現代オカルトの根源——霊性進化論の光と闇』(ちくま新書)などがある。
詳細情報
名称
人文研究センター公開講演会「人文学と知」
われわれは宗教や「カルト」の問題にどのように向き合うべきか——オウム真理教の事例を中心として
われわれは宗教や「カルト」の問題にどのように向き合うべきか——オウム真理教の事例を中心として
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
主催
文学部人文研究センター
お問い合わせ
学部事務1課
TEL:03-3985-3392